2012年6月4日月曜日

ばったすいみんぐすくーる 全米映画興行収入ランキング(2月第4週目)【映画】


順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(−)1週目「MadeaGoestoJail」(2032館) $41,030,947 ($41,030,947)
2(5)3週目「Coraline」       (2155館) $11,432,124 ($53,766,843)
3(3)4週目「Taken」         (3102館) $11,281,262 ($95,034,161)
4(2)3週目「He's Just Not〜」  (3050館) $8,558,225 ($70,100,901)
5(9)15週目「スラムドッグ$ミリオネア」 (2244館) $8,384,680 ($98,354,395)
6(1)2週目「13日の金曜日」     (3105館) $7,942,472 ($55,119,663)
7(6)6週目「Paul Blart」      (2835館) $6,821,377 ($121,200,930)
8(4)2週目「Confessions of〜」 (2507館) $6,742,778 ($27,378,049)
9(4)1週目「Fired Up!」       (1810館) $5,483,778 ($5,483,778)
10(7)2週目「ザ・バンク」       (2364館) $4,463,916 ($17,031,200)

2本の新作がランクインしたため、3週目で「ピンクパンサー2」、2週目で「PUSH」が圏外へ消えた。

「ピンクパンサー2」の現在の興行収入は29百万ドルとなっている。
3千万ドル半ば程度がフィニッシュラインだろうか。
公開前興行収入予想は6.5千万ドルだったので、大きく外した。
前作の興行収入はトータル82百万ドルとなっていた。
ビヨンセの出演など注目が集まった前作を超えるのは当然厳しいと思われたが、まさかここまで急落するとは夢にも思わなかった。

コケる可能性はあるかとは思ったが、アメリカ人好みのドタバタコメディでもある。
「Paul Blart: Mall Cop」がヒットして、本作がヒットしないというのは理屈に合っていないところだ。
しかし、予告編を見る限りでは、あまりにも低レベルのクダらない内容になっており、あれではアメリカ人でも無視しても仕方がないのかもしれない。
今回でこのシリーズは終幕だろうか。

スティーヴ・マーティン主演映画の興行収入は以下の通り。
☆99年「ビッグムービー」トータル66百万ドル
☆03年「女神が家にやってきた」トータル133百万ドル
☆03年「12人のパパ」トータル139百万ドル
☆05年「12人のパパ2」トータル83百万ドル
ここまでの実績を残しており、急に嫌われる理由が分からないが、「12人のパパ」シリーズは、「1」→「2」で4割減となっている。
望まれない続編は4割以上の減少になるということか。

「PUSH」の現在の興行収入は25百万ドルとなっている。
3千万ドル前後がフィニッシュラインとなりそうだ。
公開前興行収入予想は2.5千万ドルだったので、当たりといえそうだ。
派手さにはイマイチ欠けるようなので、爆発的なヒットは期待しにくい。
この手のアクションはイメージが肝心となり、あまりにもイメージが悪すぎた。
ただ、製作費38百万ドルを回収することはできないが、それほど大きな赤字にもなっていない。

ポール・マクギガン監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「ホワイト・ライズ」トータル13百万ドル
☆06年「ラッキーナンバー7」トータル22百万ドル
さすがに、これらは超えた。

「ファンタスティック・フォー」のヒューマン・トーチ役で知られるクリス・エヴァンス主演作となる。
彼の代表作は「セルラー」トータル32百万ドルだろうか。
これを超えることはできなかった。

ダコタ・ファニング主演作のうちヒットしていない作品は以下の通り。
☆03年「アップタウン・ガールズ」トータル37百万ドル
☆05年「夢駆ける馬ドリーマー」トータル33百万ドル
☆08年「リリィ、はちみつ色の秘密」トータル37百万ドル
ここ数年で拡大公開された彼女の主演作の中では、最低の興行収入になる可能性が高いが、もっと酷い結果になると思われたので、彼女の力で大コケを免れたのかもしれない。

「トワイライト」(トータル187百万ドル)がスマッシュヒットしたSUMMIT ENTERTAINMENTが手掛けている。
その他のSUMMIT ENTERTAINMENT作品は以下の通り。
☆08年「NEVER BACK DOWN」トータル25百万ドル
☆08年「FLY ME TO THE MOON」トータル12百万ドル
☆08年「ペネロピ」トータル10百万ドル
「NEVER BACK DOWN」を超えて、SUMMIT ENTERTAINMENT作品の中で、2番目に高い興行収入となっている。
「トワイライト」がヒットしたので、本作の失策はそれほど痛くはないだろう。
ある程度の本数を重ねることによって、キャリアを積むことも重要なのかもしれない。

新作は以下のとおりとなっている。
1位:「Tyler Perry's Madea Goes to Jail」(コメディ)
【現在の興行収入】 41百万ドル
【監督】タイラー・ペリー
【出演】タイラー・ペリー、ケシア・ナイト・ブリアン(「密告者」)、デレク・ルーク(「大いなる陰謀」)
【内容】トラブルを招くおばあちゃんは、刑務所で様々な性格な人に会う。
【アメリカ内の評価】 悪い
【公開前興行収入予想】 5.5千万ドル
専門家の事前予想では、23.6〜25.6百万ドルのオープニングを飾るとされていたが、予想を大きく上回る41.0百万ドルのオープニングとなっている。
先週『オープニングは予想通り高いものとなるだろう』とは書いたが、まさかここまで高いオープニングになるとは思わなかった。
しかし、黒人の支持が圧倒的に高いタイラー・ペリー作品であり、超初動タイプの作品となりそうだ。
なお、本作は彼の舞台用の脚本を映画向けにリメイクしたものらしい。

タイラー・ペリーシリーズは以下のとおり。
☆脚本・出演「Diary of a Mad Black Woman(05)」トータル51百万ドル
OP22→37→44→48→50
☆監督・脚本・出演「Madea's Family Reunion(06)」トータル63百万ドル
OP30→48→56→60→62
☆監督・脚本「Daddy's Little Girls(07)」トータル31百万ドル
先16→25→28→30→31(オープニング11百万ドル)
☆監督・脚本・出演「WHY DID I GET MARRIED(07)」トータル55百万ドル
OP21→39→47→51→53
☆監督・脚本・出演「Meet the Browns(08)」トータル42百万ドル
OP20→33→38→40→41
☆監督・脚本・出演「The Family That Preys(08)」トータル37百万ドル
OP17→28→33→35→36
☆監督・脚本・出演「Madea Goes to Jail(09)」
OP41百万ドル→
最近は冴えを欠いており、3〜4千万ドル程度に落ち込んでいるが、説教クサイシリーズが続いているだけである。
本作はタイラー・ペリーが"Madea"というおばあちゃんになり切る人気の高いシリーズと思われるので、同シリーズの「Diary of a Mad Black Woman」トータル51百万ドル、「Madea's Family Reunion」トータル63百万ドルが標準となる。
全作品との対比で考えると、「Madea Goes to Jail」の興行収入は86〜116百万ドルとなる。
超初動タイプと思われるので、現時点では8千万ドル前後が落ち着きどころか。
当面は「Madea's Family Reunion」トータル63百万ドルを超えることが目標となる。
これで稼げなければ、タイラー・ペリーの将来は暗いといえたが、まだまだ十分稼げるようだ。


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9位:「Fired Up!」(コメディ)
【現在の興行収入】 5百万ドル
【監督】Will Gluck(TVの脚本やプロデュース経験豊富だが、初監督作品)
【出演】エリック・クリスチャン・オルセン(「ライセンス・トゥ・ウェディング」)、ニコラス・ダゴスト(「デスバーガー」)、サラ・ローマー(「ディスタービア」)
【内容】2人の高校生はチアリーディングキャンプのためにフットボールトレーニングを諦める。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 2千万ドル
専門家の事前予想では、8.2〜8.6百万ドルのオープニングを飾るとされていたが、予想を下回る5.5百万ドルのオープニングとなっている。
先週『オープニングはもっと低いかもしれない』と予想した通りとなった。
アメリカ映画にありがちなモテない男2人がモテようと奮闘する映画だろうか。
「スーパーバッド」などのヒットにより、この手の映画は増えているが、亜流はそれほどヒットしないのは当然のこと。
製作費20百万ドルとなっており、「13日の金曜日」の製作費19百万ドル、「スラムドッグ$ミリオネア」の製作費15百万ドルよりも高いというのも理解に苦しむ。

大ヒット映画「スーパーバッド」の興行収入は以下の通り。
☆07年「スーパーバッド」トータル121百万ドル
OP33→69→89→103→111→116
ハマれば信じられないヒットをするが、本作はヒットメーカーのジャド・アパトー関連作品ではないので、ヒットは期待しにくい。

去年公開された亜流作品は以下の通り。
☆「Sex Drive」トータル8百万ドル
OP04→07→08→08
☆「College」トータル5百万ドル
OP02→04→05→05
☆09年「Fired Up!」
OP05百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Fired Up!」の興行収入は10〜13百万ドルとなる。
これほど悲惨なことにはならないとは思うが、1千万ドル台が落ち着きどころとなりそうだ。

近年の学園モノは以下の通り。
☆05年「ナポレオン・ダイナマイト」トータル45百万ドル(オープニング0.1百万ドル)
☆06年「モテる男のコロし方」トータル41百万ドル
OP14→29→36→39
☆06年「アメリカン・ピーチパイ」トータル34百万ドル
OP11→20→27→30
☆04年「スカーレット・ヨハンソンの 百点満点大作戦」トータル10百万ドル
OP05→08→10→10
☆09年「Fired Up!」
OP05百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Fired Up!」の興行収入は10〜15百万ドルとなる。
やはり、「Fired Up!」の興行収入は1千万ドル台が落ち着きどころとなりそうだ。

旧作は以下のとおりとなっている。
2位:「Coraline」(アニメ)
【現在の興行収入】 54百万ドル(先週比+19百万ドル)
【監督】ヘンリー・セリック(「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」)
【出演】ダコタ・ファニング、テリー・ハッチャー(「デスパレートな妻たち」)、John Hodgman
【内容】新居の秘密のドアは、平行した世界への入り口となる。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 3.5千万ドル
順位が3→5→2位と上がっている。
3−Dのアニメ作品らしく、ロングヒットとなりそうだ。

Laika Entertainment Houseという新しいアニメーションスタジオが手掛けた初めての作品となり、FOCUS FEATURESが配給している。
Laika Entertainment Houseの方針としては、ピクサー作品のようなクオリティと「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のような大胆な作品を目指すとのこと。
あまり美しそうな映像ではなく、メジャースタジオではないことが心配されたが、予想以上のヒットとなりそうだ。
監督の実績や評価も高いことも要因の一つだろう。

「FOCUS FEATURES」の作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ブロークバック・マウンテン」トータル83百万ドル
☆08年「バーン・アフター・リーディング」トータル60百万ドル
OP19→36→46→52→55
☆07年「つぐない」トータル51百万ドル
☆03年「ロスト・イン・トランスレーション」トータル45百万ドル
☆03年「プライドと偏見」トータル38百万ドル
☆04年「エターナル・サンシャイン」トータル34百万ドル
OP08→17→22→26→28
☆05年「ナイロビの蜂」トータル34百万ドル(オープニング9百万ドル)
先10→19→24→28→30
☆09年「Coraline」
OP17→35→54百万ドル→
「バーン・アフター・リーディング」との対比で考えると、「Coraline」の興行収入は70百万ドルとなる。
現時点では、7千万ドル台が落ち着きどころか。
「バーン・アフター・リーディング」トータル60百万ドルを超えるのは確実であり、「ブロークバック・マウンテン」トータル83百万ドルに次ぐヒットとなった。
粘れば、「ブロークバック・マウンテン」も見えてきそうだ。

近年公開された参考になりそうなアニメ作品は以下の通り。
☆06年「オープン・シーズン」トータル85百万ドル
OP24→44→59→70→77
☆06年「モンスター・ハウス」トータル74百万ドル
OP22→44→57→64→67
☆06年「マウス・タウン」トータル65百万ドル
OP19→40→49→57→60
☆07年「サーフズ・アップ」トータル59百万ドル
OP18→35→47→54→56
☆05年「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」トータル56百万ドル
OP16→33→44→50→52
☆08年「THE TALE OF DESPEREAUX」トータル50百万ドル
OP10→27→44→48→49
☆06年「ライアンを探せ!」トータル37百万ドル
OP10→22→29→32→34
☆09年「Coraline」
OP17→35→54百万ドル→
オープニングは「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」(トータル56百万ドル)並だったが、現時点では「モンスター・ハウス」(トータル74百万ドル)に迫るものとなっている。
「THE TALE OF DESPEREAUX」以外との対比で考えると、「Coraline」の興行収入は68〜78百万ドルとなる。
この勢いを考えると、やはり7千万ドル以上は堅いと思われる。
「モンスター・ハウス」トータル74百万ドルが当面のライバルとなるか。
最終的に8千万ドルを超えるかどうかが注目となりそうだ。
新興スタジオによる思わぬサプライズヒットとなった。

3位:「Taken」(アクション)
【現在の興行収入】 95百万ドル(先週比+17百万ドル)
【監督】ピエール・モレル(監督作「アルティメット」、撮影監督は豊富)
【出演】リーアム・ニーソン、マギー・グレイス(「LOST」シリーズ)、ファムケ・ヤンセン(「X-MEN」シリーズ)
【内容】元スパイは誘拐された娘を救うために奮闘する。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 4千万ドル
配給は20世紀フォックスであるが、リュック・ベッソン脚本・プロデュースによる英語のフランス映画でもある。
ヨーロッパでは既に公開されており、結構なヒットになったらしい。
アメリカでもまさかの大ヒットとなった。


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リュック・ベッソンプロデュース作品は以下の通り。
☆01年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」トータル37百万ドル
OP13→24→30→33→35
☆02年「トランスポーター」トータル25百万ドル
OP09→17→21→24→25
☆04年「TAXI NY」トータル37百万ドル(OP12百万ドル)
先13→24→30→33→35
☆05年「ダニー・ザ・ドッグ」トータル25百万ドル
OP11→18→21→24→24
☆05年「トランスポーター2」トータル43百万ドル
OP17→30→36→40→42
☆08年「トランスポーター3」トータル32百万ドル(OP12百万ドル)
先18→26→29→31→32
☆09年公開「Taken」
OP25→54→78→95百万ドル→
2.5千万ドル〜4千万ドルが標準となっているが、余裕で標準を超えた。
これらとの対比で考えると、「Taken」の興行収入は98〜107百万ドルとなる。

リュック・ベッソン監督作品「フィフス・エレメント」をも超えている。
☆97年「フィフス・エレメント」トータル64百万ドル
OP17→34→44→52→55→58
恐らく、彼が監督、脚本、プロデュースのいずれかに関わった作品のうちでは、アメリカでの興行収入ナンバーワンヒットになりそうだ。
「フィフス・エレメント」との対比で考えると、「Taken」の興行収入は117百万ドルとなる。
1億ドル突破は確実であり、1億2千万ドル程度が落ち着きどころか。

去年公開された以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆08年「イーグル・アイ」トータル101百万ドル
OP29→55→070→081→88→93
☆08年「ゲットスマート」トータル130百万ドル
OP39→77→098→112→120→124→127
☆08年「ウォンテッド」トータル135百万ドル
OP51→90→112→123→129→131
☆09年公開「Taken」
OP25→54→078→095百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Taken」の興行収入は104〜118百万ドルとなる。
「ゲットスマート」を超えることは難しそうだが、やはり1億2千万ドル程度までは伸びそうだ。
リュック・ベッソンプロデュース作品が思わぬサプライズヒットとなっている。

4位:「He's Just Not That Into You」(ラブコメ)
【現在の興行収入】 70百万ドル(先週比+15百万ドル)
【監督】ケン・クワピス
【出演】ジニファー・グッドウィン(「ウォーク・ザ・ライン」)、ジェニファー・アニストン、ジェニファー・コネリー、ドリュー・ヴァリモア、スカーレット・ヨハンソン、ベン・アフレック
【内容】ロマンティックな苦難はボルチモアに住むグループに影響を及ぼす。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
【公開前興行収入予想】 8.5千万ドル
「セックス・アンド・ザ・シティ」を手掛けたリズ・タシーロ著『恋愛修行-最高のパートナーと結婚するための恋愛心得』を映画化した群像モノのラブコメディ。
ネタやキャスティングを踏まえれば、さすがにこれがヒットするのは誰でも分かる。

ケン・クワピス監督作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「旅するジーンズと16歳の夏」トータル39百万ドル(オープニング10百万ドル)
先14→24→30→34→36→37
☆07年「ライセンス・トゥ・ウェディング」トータル44百万ドル(オープニング10百万ドル)
先18→30→38→42→43→43
☆09年「He's Just Not That Into You」
OP28→55→70百万ドル→
これらは余裕で超えた。
これらとの対比で考えると、「He's Just Not That Into You」の興行収入は81〜91百万ドルとなる。
9千万ドル程度が落ち着きどころか。

去年公開されたラブコメ作品が当面のライバルとなるか。
☆「セックス・アンド・ザ・シティ」トータル153百万ドル
OP57→99→120→132→140→145
☆「ベガスの恋に勝つルール」トータル80百万ドル
OP20→40→54→66→72→76
☆「幸せになるための27のドレス」トータル77百万ドル
OP23→45→57→65→69→73
☆「フールズ・ゴールド」トータル70百万ドル
OP22→42→53→59→63→65
☆「寝取られ男のラブバカンス」トータル63百万ドル
OP18→35→45→51→55→58
☆09年「He's Just Not That Into You」
OP28→55→70百万ドル→
「セックス・アンド・ザ・シティ」は超えられないまでも、「ベガスの恋に勝つルール」は超えそうだ。
「セックス・アンド・ザ・シティ」以外との対比で考えると、「He's Just Not That Into You」の興行収入は92〜104百万ドルとなる。
「セックス・アンド・ザ・シティ」との対比で考えると、「He's Just Not That Into You」の興行収入は89百万ドルとなる。
当面は1億ドル突破が目標となるが、現時点ではやはり9千万ドル台程度が落ち着きどころだろうか。

豪華女優陣の共演作となると、以下のような作品も参考となる。
☆02年「めぐりあう時間たち」トータル42百万ドル
(主演:ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ)
☆02年「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」トータル70百万ドル
OP16→34→47→55→61
(主演:サンドラ・ブロック、エレン・バースティンなど)
☆05年「イン・ハー・シューズ」トータル33百万ドル
(主演:キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン)
☆07年「いつか眠りにつく前に」トータル12百万ドル
(主演:クレア・デインズ、トニ・コレット、メリル・ストリープ、グレン・クローズ)
☆08年「THE WOMEN」トータル27百万ドル
(主演:メグ・ライアン、アネット・ベニング、エヴァ・メンデス)
「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」を超えた。
「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」との対比で考えると、「He's Just Not That Into You」の興行収入は104百万ドルとなる。
この辺りがマックスラインとなるだろう。

5位:「スラムドッグ$ミリオネア」(ヒューマンドラマ)
【現在の興行収入】 98百万ドル(先週比+11百万ドル)
【監督】ダニー・ボイル
【出演】デヴ・パテル、フリーダ・ピント
【内容】インドのムンバイを舞台に描かれる作品。なぜ、貧困の少年が誰も答えられない難問のクイズに答えられるのかを明らかにする。
【アメリカ内の評価】 めちゃくちゃ高い
製作費15百万ドルを余裕で回収し、既に6倍以上の興行収入を上げている。
ゴールデングローブ賞では、ノミネートされた作品賞、監督賞、脚本賞、音楽賞の全てにおいて受賞した。
アカデミー賞においては、作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、音響賞、歌曲賞2曲、音響効果賞、録音賞にノミネートされ、音響効果賞以外を受賞した。

ダニー・ボイル監督作品の興行収入は以下の通り。
☆96年「トレインスポッティング」トータル16百万ドル
☆00年「ザ・ビーチ」トータル40百万ドル
☆02年「28日後」トータル45百万ドル
☆04年「ミリオンズ」トータル7百万ドル
☆07年「サンシャイン2057」トータル4百万ドル
「28日後」トータル45百万ドルを既にクリアしている。


ショック·ロックの女の子

本作を手掛けたのはフォックスサーチライト。
フォックス作品の興行収入は低迷しているが、関連会社のフォックスサーチライトは絶好調。
☆07年「Juno」トータル143百万ドル
4週目より拡大26→52→71→85→100→110→118
☆04年「サイドウェイ」トータル72百万ドル
15週目より拡大40→47→53→58→63
☆06年「リトル・ミス・サンシャイン」トータル60百万ドル
5週目より拡大23→34→42→46→50
☆04年「バス男」トータル45百万ドル
☆08年「リリィ、はちみつ色の秘密」トータル38百万ドル
☆03年「ベッカムに恋して」トータル33百万ドル
☆08年「スラムドッグ$ミリオネア」
11週目より拡大56→67→77→87→98百万ドル→
低予算ながら、1年に何本かヒット作を生み出している。
「サイドウェイ」を超えており、フォックスサーチライトの歴代作品のうち2番目に高い興行収入になっている。
「サイドウェイ」との対比で考えると、「スラムドッグ$ミリオネア」の興行収入は112百万ドルとなる。
「Juno」との対比で考えると、「スラムドッグ$ミリオネア」の興行収入は140百万ドルとなる。
1億ドル突破はほぼ確実であり、どこまで伸ばすかが注目となる。
アカデミー賞を受賞したので、1億4千万ドル程度まで伸びるだろうか。
「Juno」に引き続き、アカデミー賞のダークホースになる作品を手掛けたのは、かなり評価されていい。
なお、アカデミー賞主演男優賞及び助演女優賞においてノミネートされたミッキー・ローク主演作「The Wrestler」もフォックスサーチライトが手掛けている。

6位:「13日の金曜日」(ホラー)
【現在の興行収入】 55百万ドル(先週比+14百万ドル)
【監督】マーカス・ニスペル(「テキサス・チェーンソー」)
【出演】ジャレッド・パダレッキ(「スーパーナチュラル」)、アマンダ・リゲッティ(「OC」)、デレク・ミアーズ
【内容】若い集団はキャンプの湖でジェイソンと遭遇する。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
【公開前興行収入予想】 7千万ドル
爆発的なオープニングを飾ったが、早くも勢いはなくなりつつあり、恐ろしいほどの初動タイプの作品となってしまった。
オーメンのように賞味期限が短いネタであり、予想通りだろうか。
超初動タイプとなってしまったが、製作費19百万ドルと低予算であり、このヒットには関係者は笑いが止まらないだろう。

過去の「13日の金曜日」シリーズの興行収入は以下の通り。
☆80年「13日の金曜日」トータル40百万ドル
☆81年「13日の金曜日PART2」トータル22百万ドル
☆82年「13日の金曜日PART3」トータル35百万ドル
☆84年「完結編」トータル33百万ドル
☆85年「新・13日の金曜日」トータル22百万ドル
☆86年「ジェイソンは生きていた!」トータル19百万ドル
☆88年「新しい恐怖」トータル19百万ドル
☆89年「ジェイソンNYへ」トータル14百万ドル
☆93年「ジェイソンの命日」トータル16百万ドル
☆01年「ジェイソンX」トータル13百万ドル
☆03年「フレディVSジェイソン」トータル83百万ドル
OP36→61→72→78
☆09年「13日の金曜日」
OP41→55百万ドル→
「フレディVSジェイソン」以外はシリーズを重ねるごとに興行収入が悪くなっている。
「フレディVSジェイソン」との対比で考えると、本作の興行収入は75百万ドルとなる。
オープニング時には、「フレディVSジェイソン」トータル83百万ドルを超えることが目標となると思ったが、超えるのは無理そうだ。

過去のリメイクホラーは以下の通り。
☆03年「テキサス・チェーンソー」トータル81百万ドル
OP29→51→66→73→78→79
☆05年「悪魔の棲む家」トータル65百万ドル
OP24→43→55→60→63→64
☆04年「ドーン・オブ・ザ・デッド」トータル59百万ドル
OP27→44→52→55→57→58
☆07年「ハロウィン」トータル58百万ドル
OP26→44→51→55→56→57
☆06年「オーメン」トータル55百万ドル(オープニング16百万ドル)
先36→47→52→53→54→54
☆09年「ブラッディ・バレンタイン3D」トータル51百万ドル
OP21→38→45→48
☆06年「ストレンジャー・コール」トータル48百万ドル
OP22→34→41→45→47→48
☆08年「Prom Night」トータル44百万ドル
OP21→32→38→41→43→43
☆09年「13日の金曜日」
OP41→55百万ドル→
「テキサス・チェーンソー」「悪魔の棲む家」以外との対比で考えると、「13日の金曜日」の興行収入は64〜78百万ドルとなる。
先週は9千万ドル前後が落ち着きどころと思ったが、7千万ドル前後が落ち着きどころとなりそうだ。
「悪魔の棲む家」トータル65百万ドルを超えることができるかどうかが注目か。
不満のある動きとなったが、これだけ稼げれば、再びシリーズ化されていくかもしれない。

7位:「Paul Blart: Mall Cop」(コメディ)
【現在の興行収入】 121百万ドル(先週比+11百万ドル)
【監督】スティーヴ・カー
【出演】ケヴィン・ジェームズ、キーア・オドネル(「ハニーVS.ダーリン2年目の駆け引き」)
【内容】強盗犯によってショッピングセンターが窮地に立たされるときに、おとなしい警備員が立ち上がる。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 4千万ドル
2009年公開映画のうち、初めて1億ドルを突破した映画となっている。
製作費26百万ドルをあっさりと回収し、既に4倍以上を稼ぎ出している。
新たなコメディスターの誕生となった。

ケヴィン・ジェームズが出演した作品は以下の通り。
スターと共演して、ついに主演にまで抜擢された。
☆05年「最後の恋のはじめ方」トータル179百万ドル(※ウィル・スミス主演)
OP43→90→121→138→150→159→166
☆07年「チャックとラリーおかしな偽装結婚!? 」トータル120百万ドル(※アダム・サンドラー主演)
OP34→72→92→104→110→114→116
☆09年「Paul Blart: Mall Cop」
OP32→65→83→097→110→121百万ドル→
アダム・サンドラー主演の「チャックとラリーおかしな偽装結婚!? 」と同程度のオープニングとなり、3週目ではかなり引き離されていたが、4週目では差を詰めており、5週目ではついに並び、6週目ではトータルを超えた。
これらとの対比で考えると、「Paul Blart: Mall Cop」の興行収入は127〜136百万ドルとなる。
1億3千万ドル台が落ち着きどころか。


スティーヴ・カー監督作品の興行収入は以下の通り。
☆01年「ドクター・ドリトル2」トータル113百万ドル
OP25→51→72→85→093→101→106
☆03年「チャーリーと14人のキッズ」トータル104百万ドル
OP28→51→69→82→088→092→095
☆05年「リバウンド」トータル17百万ドル
OP05→12→15→16→16
☆07年「ボクらのママに近づくな!2」トータル50百万ドル(OP14百万ドル)
先19→33→40→44→46
☆09年「Paul Blart: Mall Cop」
OP32→65→83→97→110→121百万ドル→
「ドクター・ドリトル2」「チャーリーと14人のキッズ」との対比で考えると、「Paul Blart: Mall Cop」の興行収入は135〜137百万ドルとなる。
「ドクター・ドリトル2」トータル113百万ドルを超えており、彼の監督作品のうちナンバーワンヒットとなった。
1億ドル突破作品が既に2本もある監督だったこともヒットの要因か。

去年公開された以下のようなコメディ作品がライバルになる。
☆「Step Brothers」トータル100百万ドル
OP31→63→81→091→096→098→099
☆「エージェント・ゾーハン」トータル100百万ドル
OP39→69→84→091→095→097→098
☆「トロピック・サンダー」トータル111百万ドル
先37→66→84→97→103→107→109
☆「ゲットスマート」トータル130百万ドル
OP39→77→98→112→120→124→127
☆09年「Paul Blart: Mall Cop」
OP32→65→83→097→110→121百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Paul Blart: Mall Cop」の興行収入は123〜127百万ドルとなる。
「ゲットスマート」の1億3千万ドル突破が目標となるが、なんとか超えるのではないか。
1億ドル突破できる作品とは思えなかったが、コメディはハマると手が付けられない興行収入となるようだ。
アメリカ人好みのコメディによる思わぬヒットとなった。

8位:「お買いもの中毒な私!」(ラブコメ)
【現在の興行収入】 27百万ドル(先週比+12百万ドル)
【監督】P・J・ホーガン
【出演】アイラ・フィッシャー(「ウエディング・クラッシャーズ」)、ヒュー・ダンシー(「いつか眠りにつく前に」)、ジョン・キューザック
【内容】浪費家のファッションモデルのレベッカは皮肉にも財務雑誌のアドバイスコラムニストになる。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 5千万ドル
ディズニー系のラブコメ作品であり、大コケもなく、水準程度のヒットとなりそうだ。

P・J・ホーガン監督作品の興行収入は以下の通り。
☆95年「ミュルエルの結婚」トータル15百万ドル
☆97年「ベスト・フレンズ・ウェディング」トータル127百万ドル
OP22→49→69→84→95
☆03年「ピーター・パン」トータル48百万ドル(オープニング11百万ドル)
先15→34→40→43→45
☆09年「お買いもの中毒な私!」
OP15→27百万ドル→
「ベスト・フレンズ・ウェディング」というヒット作がある。
「ピーター・パン」との対比で考えると、「お買いもの中毒な私!」の興行収入は38百万ドルとなる。
この辺りがミニマムラインとなるか。

作風は異なるが、イメージ的には以下のような昨年公開された作品がライバルになる気がする。
☆「寝取られ男のラブバカンス」トータル63百万ドル
OP18→35→45→51→55
☆「THE HOUSE BUNNY」トータル48百万ドル
OP15→28→37→42→46
☆「近距離恋愛」トータル46百万ドル
OP18→27→34→39→43
☆09年「お買いもの中毒な私!」
OP15→27百万ドル→
本作の主演アイラ・フィッシャーには実績は欠けるが、「THE HOUSE BUNNY」に主演したアンナ・ファリスもあまりキャリアはないものの、「THE HOUSE BUNNY」でブレイクしていた。
これらとの対比で考えると、「お買いもの中毒な私!」の興行収入は46〜49百万ドルとなる。
現時点では、4千万ドル台が落ち着きどころか。
「THE HOUSE BUNNY」トータル48百万ドルが当面のライバルとなりそうだが、超えるのは難しいかもしれない。

10位:「ザ・バンク−堕ちた巨像−」(サスペンスドラマ)
【現在の興行収入】 17百万ドル(先週比+8百万ドル)
【監督】トム・ティクヴァ(「パフューム ある人殺しの物語」)
【出演】クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ、アーミン・ミューラー=スタール
【内容】銀行が武器取引に関わっていることを暴こうとする。
【アメリカ内の評価】 高い
【公開前興行収入予想】 3.5千万ドル
評価は高いかもしれないが、この手のサスペンスはやや敷居が高く、それほど人気にはならない。
製作費50百万ドルという高額作品となっており、制作費回収は不可能。
なぜ、この手の作品にこれほどの制作費を掛けたのかが理解できない。

クライヴ・オーウェン主演作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「キング・アーサー」トータル52百万ドル
☆05年「すべてはその朝始まった」トータル36百万ドル
OP12→22→29→33→35
☆06年「インサイド・マン」トータル89百万ドル
OP29→53→66→75→81
☆06年「トゥモロー・ワールド」トータル36百万ドル
2週目拡大12→21→27→31→33
☆07年「シューテム・アップ」トータル13百万ドル
☆07年「エリザベス:ゴールデン・エイジ」トータル16百万ドル
☆09年「ザ・バンク−堕ちた巨像−」
OP09→17百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「ザ・バンク−堕ちた巨像−」の興行収入は28〜29百万ドルとなる。
3千万ドルを突破が目標となるが、やや厳しそうだ。
2千万ドル台が落ち着きどころか。
「すべてはその朝始まった」トータル36百万ドル、「トゥモロー・ワールド」トータル36百万ドルを抜くことはできそうもない。
クライヴ・オーウェンは主演男優として、稼げるスターとはいえないようだ。

ナオミ・ワッツ主演作品の興行収入は以下の通り。
☆02年「ザ・リング」トータル129百万ドル
☆03年「21グラム」トータル16百万ドル
☆03年「ル・ディヴォース」トータル9百万ドル
☆04年「ハッカビーズ」トータル13百万ドル
☆05年「ザ・リング2」トータル76百万ドル
☆05年「ステイ」トータル4百万ドル
☆05年「キング・コング」トータル218百万ドル
☆07年「イースタン・プロミス」トータル17百万ドル
知名度が高い女優だが、「キング・コング」及び「ザ・リング」シリーズ以外はほとんど興行収入が低いのは気になる。
「イースタン・プロミス」トータル17百万ドルはさすがに超えそうだが、彼女に対する評価が高まる作品でもなさそうだ。

イメージ的には、ショーン・ペン、ニコール・キッドマン共演の「インタープリター」のような雰囲気を感じる。
☆05年「ザ・インタープリター」トータル73百万ドル
OP23→43→54→61→65
☆09年「ザ・バンク−堕ちた巨像−」
OP09→17百万ドル→
これとの対比で考えると、「ザ・バンク−堕ちた巨像−」の興行収入は29百万ドルとなる。
やはり、この辺りが落ち着きどころとなりそうだ。


次回のランキングには以下のような作品が登場予定。
☆コンサートモノ「ジョナス・ブラズーズ/ザ・コンサート 3-D」
☆アクション「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」
「ジョナス・ブラズーズ/ザ・コンサート 3-D」は、去年の「ハンナ・モンタナ/ザ・コンサート 3-D」同様に、爆発的な初動作品となりそうだ。
「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」はダメだろう。

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